湿度計の置き場所と選び方。部屋の湿度を正しく見るための場所・精度・表示の違い
冬の加湿や結露対策の目安にする湿度計は、置き場所と精度で見え方が変わります。メーカーの公開情報をもとに、避けたい置き場所と、湿度の精度(±5%など)の読み方を整理し、1,000円と3,580円の2つの実在商品で比べます。
PR / 広告を含みます冬に加湿器を使い始めると、「今の部屋の湿度はどれくらいか」「加湿しすぎて窓が結露していないか」が気になります。その目安になるのが湿度計ですが、置く場所によって表示が変わりやすく、商品によって表示の正確さ(精度)にも違いがあります。この記事では、湿度計をどこに置けばよいかと、商品ページに書かれた精度の読み方を整理し、2つの実在商品で比べます。
なお、この記事は商品を実際に使って確かめたものではなく、メーカーの公開情報と、楽天市場・メーカー直販の商品ページで公開されている情報・仕様を比べたものです。
結論: 直射日光と、エアコン・加湿器の風が当たらない場所に置く
温湿度計のメーカーであるタニタの解説では、直射日光のほか、エアコンや加湿器などの風が直接当たらない場所に設置することで、温度と湿度を正しくはかれるとされています。また、本体の通気口を通る空気の流れを妨げるような場所も避ける方が望ましいとされています。
同じ解説では、部屋の湿度を50〜60%程度に保つとよいことが、インフルエンザのリスクを下げる話題の中で紹介されています。湿度計は、この目安に対して今の部屋がどうかを確かめる道具です。
部屋のどこに置くか
上の解説に沿うと、避けたいのは次のような場所です。
- 窓際の日の当たる場所: 直射日光で本体が温まると、正しくはかれません。
- 加湿器のすぐ近く: 加湿器の風が直接当たると、部屋全体より高い湿度が表示されやすくなります。
- エアコンの風が当たる場所: 暖房の風が直接当たる場所も避けます。
- 通気口をふさぐ置き方: 本体の通気口を壁や物でふさがないようにします。
在宅ワークなら、いつも過ごす机の近くで、加湿器やエアコンの風が直接当たらない場所に置くと、自分が過ごす場所の湿度を確かめやすくなります。加湿器の選び方は加湿器はスチーム・気化・超音波・ハイブリッドのどれにするか、部屋と手入れの手間で選ぶ、窓の結露が気になる場合は冬の窓の結露、吸水テープ・断熱シート・内窓のどこまでやるかも参考にしてください。
湿度の「精度」の読み方(±5%なら表示に幅がある)
湿度計の仕様には「湿度精度 ±5%RH(40〜80%)」のような書き方で、表示がどれくらいずれる可能性があるかが書かれています。たとえば精度が±5%の湿度計で55%と表示されたら、実際の湿度は50〜60%のどこかと考えるのが目安です。50〜60%を目安にしたい場合、表示の1〜2%の差にこだわりすぎず、「目安の範囲から大きく外れていないか」を見る使い方が向いています。
また、精度は湿度の範囲によって変わることがあります。今回の商品でも、40〜80%の範囲とそれ以外の範囲で精度が違う、という書き方がされていました。乾燥しやすい冬は湿度が40%を下回ることもあるため、低い湿度での精度も確認しておくと安心です。
2つの実在商品の比較(取得時点の価格・レビュー件数は楽天市場API取得データに基づきます)
価格帯と機能の違う2商品を選びました。仕様は、各商品ページ(協和工業 楽天市場店の商品ページ、サンワサプライの直販サイトの商品ページ)の表記です(2026-10-01確認)。
| 商品 | 価格 | 湿度の表示範囲・精度 | 温度の精度 | そのほかの表記 | レビュー件数・評価 |
|---|---|---|---|---|---|
| アイコンで一目で分かる デジタル温湿度計 DHT-22(協和工業 楽天市場店) | 1,000円 | 20〜95%、±5%RH(40〜80%)・±10%RH(その他) | ±1℃(0〜40℃)・±2℃(40.1〜50℃) | 表示温度範囲0〜50℃、コイン形電池CR2025、重量約70g(電池含まず)、商品名に熱中症・インフルエンザなどのアイコン表示 | 3,622件・平均4.36 |
| デジタル温湿度計 700-CHE001(サンワダイレクト楽天市場店) | 3,580円 | 0〜100%、±5%(10〜90%、温度20〜30℃時)・±6%(それ以外) | ±0.5℃(0〜50℃) | 測定範囲 温度-9.9〜50.0℃、インフルエンザ表示・熱中症の表示、警告ブザー付き、時計・アラーム付き、壁掛け対応 | 133件・平均4.61 |
協和工業の温湿度計は1,000円で、レビュー件数は3,622件と多く集まっています。湿度の精度は40〜80%の範囲で±5%RH、それ以外の範囲では±10%RHです。サンワサプライの700-CHE001は3,580円と3倍以上の価格ですが、湿度の精度は10〜90%の範囲(温度20〜30℃時)で±5%、それ以外でも±6%と、低い湿度の範囲まで精度が書かれています。温度の精度も±0.5℃と、協和工業の±1℃より小さい値です。レビュー件数や評価は人気の目安であり、どちらが合うかは、どの湿度の範囲を見たいかと、警告などの機能が必要かで判断してください。
各商品が向く人・向かない人
協和工業のデジタル温湿度計(1,000円)は「まず安く、部屋の湿度がだいたい何%かを知りたい」人に向きます。湿度が40〜80%の範囲なら±5%RHの精度です。一方で、40%を下回るような乾燥した状態では±10%RHと幅が広がるため、乾燥の具合を細かく見たい人には物足りない可能性があります。電池はコイン形のCR2025です。
サンワサプライの700-CHE001(3,580円)は「乾燥しやすい冬に、低い湿度まで同じくらいの精度で見たい」「熱中症やインフルエンザの目安を表示や音で知りたい」人に向きます。湿度の測定範囲は0〜100%で、警告ブザー・時計・アラームの機能があり、壁掛けにも対応しています。湿度を確かめるだけなら機能が多すぎると感じる人もいるため、必要な機能かどうかを考えてから選んでください。
よくある質問
湿度計は部屋に1つで足りますか?
確かめたいのが「いつも過ごす場所の湿度」なら、その近くに1つ置くのが基本です。寝室と仕事部屋のように過ごす部屋が分かれている場合は、それぞれの部屋で湿度が違うことがあるため、部屋ごとに確かめる方法もあります。
2つの湿度計で表示が違います。どちらが正しいですか?
精度が±5%の湿度計どうしなら、同じ場所に置いても数%の差が出ることがあります。どちらかが壊れているとは限りません。まず同じ場所に並べて置き、直射日光や風の影響がないかを確かめてから比べてください。
湿度は何%を目安にすればよいですか?
この記事で参考にしたタニタの解説では、50〜60%程度に保つとよいことが紹介されています。加湿しすぎると窓の結露につながることもあるため、湿度計の表示と窓の様子をあわせて確認してください。
まとめ
湿度計は、直射日光と、エアコン・加湿器の風が当たらない場所に、通気口をふさがないように置きます。選ぶときは、価格だけでなく湿度の精度と、その精度がどの湿度の範囲で書かれているかを確認します。だいたいの湿度を知るなら1,000円前後の温湿度計、乾燥しやすい冬に低い湿度まで同じくらいの精度で見たい・警告機能も欲しいならサンワサプライの700-CHE001のような商品、と目的で選ぶと迷いにくくなります。実際に購入する際は、価格・在庫・仕様が変わっている可能性があるため、必ず商品ページで最新情報を確認してください。
関連記事: 冬の部屋の寒さ・乾燥・結露の道具は、冬の部屋の寒さ・乾燥・結露対策まとめで困りごと別に整理しています。
(本記事はPR・広告を含みます。販売ページなどで公開されている商品情報・仕様をもとに、比較・整理しています。実機での検証は行っていません。)
参考情報(確認日: 2026-10-01)
- タニタマガジン「快適な暮らしと健康を守る鍵『温湿度計』の基礎知識と活用法」(2026-01-05)
- サンワダイレクト「700-CHE001」商品ページ(測定範囲・測定精度)
- 協和工業 楽天市場店の商品ページ(商品番号 DHT-22 の表示範囲・精度)