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モバイルバッテリーが膨らんだらどうする?処分のしかたと、買い替えで見る安全表記の選び方

モバイルバッテリーが膨らんだときの対処の順番と処分の前に確かめることを、NITEとJBRCの公開情報から整理します。そのうえで、買い替えで商品名に見る表記(PSE・準固体/半固体・JBRC回収対象など)が違う3つの実在商品の商品名の表記もあわせて確認します。

著者: J編集部 / 公開日:

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モバイルバッテリーが膨らんできた、ふたや本体がふくらんで浮いてきた、というとき、そのまま使い続けてよいのか、どう捨てればよいのかは迷いやすいところです。この記事では、膨らんだときの対処の順番と、処分の前に確かめることを、NITE(製品評価技術基盤機構)とJBRC(小型充電式電池のリサイクル団体)の公開情報にもとづいて整理します。そのうえで、買い替えで商品名のどこを見るかを、表記の違う3つの商品で確かめます。

なお、この記事は商品を実際に使って確かめたものではなく、楽天市場の商品ページで公開されている商品名・価格・レビューの情報と、NITE・JBRCの公開情報をもとに整理したものです。商品名だけでは分からない仕様(電池の種類の詳しい内容、安全回路の有無、実際の安全性など)は、分からないと書いたうえで、確認する場所を示しています。

結論: 膨らんだら使うのをやめ、出し方を確かめてから処分する

膨らんだモバイルバッテリーについて、公開情報から確かめられたことは次の3つです。

  • 置き方: NITEのポスターでは、モバイルバッテリーが膨らんでしまったときは、金属製の容器にふたをして置くよう案内されています。万一発火などした場合に、周囲への延焼被害を減らせるためです。
  • 分解しない: JBRCは、携帯電話・スマートフォンへの充電が主な機能のモバイルバッテリーは本体のまま回収し、分解して電池を取り出さないよう案内しています。
  • 出し方の確認: JBRCの回収の条件には、破損・水濡れ・膨張などの異常のある電池ではないこと、という項目があります。膨らんだ電池はこの回収の対象にならないため、購入した店・メーカー・お住まいの自治体の案内で、出し方を確かめます。

ここから先は、処分の前の確認と、買い替えで商品名のどこを見るかを順に見ていきます。

モバイルバッテリーが膨らんだときのまとめ図。膨らんだら使うのをやめる。NITEの案内では金属製の容器にふたをして置き、万一発火しても周囲への延焼を減らす。JBRCは本体のまま回収し、分解して電池を取り出さない。膨張した電池はJBRCの回収対象外なので、購入店・メーカー・自治体に出し方を確かめる。買い替えでは商品名のPSE・準固体/半固体・JBRC回収対象などの表記を確かめるが、表記だけで安全とは言えない。
この記事のまとめ図(内容は本文と同じです)

膨らんだときの対処と、処分の前に確かめること

順番やること理由・出どころ
1使うのをやめ、充電もしない膨らみは電池に異常が起きているサインです。この記事では「使い続けてよいか」の判断はできないため、安全のために使用を止める扱いにしています。メーカーの取扱説明書の案内があれば、それに従ってください
2金属製の容器にふたをして置くNITEのポスター「モバイルバッテリー 異常発生時の対処」の案内。万一発火などした場合の周囲への延焼被害を減らす目的
3分解しない・電池を取り出さないJBRCの案内(モバイルバッテリーは本体のまま回収に出す)
4出し方を確かめる膨張した電池はJBRCの回収対象にならない。購入した店・メーカー・自治体のどこに相談できるかを確認する。自治体の分別のルールは地域によって違うため、この記事では決めつけない
5置き場所に気をつける確認が終わるまでの間は、他の物に囲まれた場所や、持ち歩くかばんの中に入れたままにしないようにする(この項目は一般的な注意で、出どころはNITEの上記の案内の趣旨です)

手順の2〜3は公開情報で確かめた内容、手順1・5は安全のための一般的な注意です。実際の処分の方法は、お住まいの地域や購入した店によって違うため、この記事の範囲では決めていません。

買い替えで、商品名のどこを見るか

膨らんだものを処分したあとに買い替えるときは、商品名の表記から確かめられることと、確かめられないことを分けて考えると、迷いにくくなります。次の表は、今回の3つの商品名に出てきた表記と、その見方です。

商品名の表記表記から分かること表記だけでは分からないこと
PSE認証(PSE)販売ページがPSEの表記を出していることどの区分の表示か、実際の品質。購入前に商品ページの記載や、本体の表示で確かめる
準固体電池・半固体電池販売ページが電池の種類として書いていること。「燃えにくい」「高い安全性」とあわせて書かれている商品がある膨らまない・燃えないことの保証にはならない。電池の構造の詳しい説明や、第三者の確認は商品名からは読み取れない
JBRC回収対象販売ページが、JBRCの回収の対象と書いていること(処分のときの手がかり)膨らんだ電池は回収対象外であることは変わらない
PL保険加入済み販売ページが、製造物責任の保険に入っていると書いていること保険の内容や、事故のときの対応
容量(mAh)・出力(W)書かれていれば、容量と急速充電の出力の目安実際の充電時間や、機内持ち込みの可否(別の記事で整理)

機内に持ち込むときの容量(Wh)の考え方は、モバイルバッテリーの機内持ち込み、100Wh・160Whは何mAh?で整理しています。ここでは、処分と買い替えの表記に絞っています。

3つの実在商品の比較

電池の種類の表記が違う3つのモバイルバッテリーです。仕様の欄は商品名に書かれている表記です。商品名に書かれていない仕様(電池の詳しい種類、安全回路、実際の充電時間、容量の表記がない商品の容量など)は、確認できていません。

PR表の商品名から、楽天市場の商品ページを開けます。

商品電池の種類の表記認証・回収などの表記商品名に書かれたその他の表記
inklink 準固体・半固体電池モバイルバッテリー(300-1)半固体電池・準固体電池(「通常のリチウムイオン電池に比べ高い安全性」と書かれている)PSE認証ケーブル内蔵・ワイヤレス充電・magsafe・急速充電・小型・軽量(容量の数字は商品名にない)
Cozeo 準固体電池モバイルバッテリー(eb-eb102ps02)準固体電池(「燃えにくい」「高い安全性」と書かれている)PSE認証・PL保険加入済み・JBRC回収対象10000mAh・5000mAh(2つの容量表記)・PD20W・3台同時充電・パススルー・長寿命2000回以上サイクル
NISSYO 10000mAh モバイルバッテリー(ns-mb25)電池の種類の表記なしPSE認証(「日本品質基準」とも書かれている)10000mAh・Type-CとLightning・20W急速充電・ケーブル内蔵・2台同時充電・機内持ち込み

価格とレビューの件数・平均は、各商品のカードに書いています。件数も見て判断してください。送料や在庫は、商品ページで確認してください。

各商品が向く人・向かない人

inklinkの商品(ケースbyケース)は、半固体電池・準固体電池と書かれ、「通常のリチウムイオン電池に比べ高い安全性」とあわせて表記されています。電池の種類で選びたい人が候補にするタイプです。ただし、商品名に容量(mAh)の表記がないため、スマホを何回充電できるかは、商品ページで確かめる必要があります。また、安全性は販売ページの表記であり、この記事では確かめていません。

Cozeoの商品は、準固体電池と書かれ、PSE認証・PL保険加入済み・JBRC回収対象と、認証や処分に関わる表記が商品名にそろっています。将来の処分のしやすさも気にする人が候補にするタイプです。10000mAhと5000mAhの2つの容量が商品名に書かれているため、どちらの容量を選ぶ商品なのかは、商品ページで確かめてください。

NISSYOの商品は、電池の種類の表記はありませんが、10000mAhとPSE認証、20W急速充電、ケーブル内蔵、2台同時充電といった基本の表記が商品名にあります。種類にこだわらず、容量と出力の表記で選びたい人が候補にするタイプです。電池の種類や安全回路は商品名からは分からないため、気になる場合は商品ページで確かめてください。

よくある質問

膨らんだモバイルバッテリーは、そのまま使ってもよいですか?

この記事では、使い続けてよいかの判断はできません。膨らみは電池に異常が起きているサインのため、安全のために使うのをやめ、メーカーの取扱説明書や販売店の案内に従ってください。

膨らんだモバイルバッテリーは、どこに出せばよいですか?

JBRCの回収の条件には、膨張などの異常のある電池ではないこと、という項目があるため、膨らんだ電池はこの回収の対象になりません。購入した店・メーカー・お住まいの自治体の案内で、出し方を確かめてください。地域によってルールが違うため、この記事では決めていません。

準固体電池なら、膨らまないですか?

商品名の「準固体電池」「燃えにくい」といった表記だけでは、膨らまないことは確かめられません。電池の種類や安全性の詳しい説明は、商品ページやメーカーの案内で確かめてください。

まとめ

モバイルバッテリーが膨らんだときは、使うのをやめ、NITEの案内にある金属製の容器にふたをして置き、分解せずに、購入店・メーカー・自治体で出し方を確かめます。JBRCの回収は、膨張した電池を対象にしていません。買い替えでは、商品名のPSE・電池の種類・JBRC回収対象などの表記を確かめつつ、表記だけで安全とは言えないことも頭に置いてください。実際に購入する際は、価格・在庫・仕様が変わっている可能性があります。

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(本記事はPR・広告を含みます。販売ページなどで公開されている商品情報・仕様をもとに、比較・整理しています。実機での検証は行っていません。)

参考情報(確認日: 2026-10-06)

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