停電中のWi-Fiルーターはポータブル電源で何時間動く?ノートPCも使うときの時間を、Whから計算する
停電中にWi-Fiルーターとノートパソコンをポータブル電源で何時間動かせるかを、Wh×変換効率÷消費電力(W)の式で計算する方法を整理します。仮の数値での計算例と、100Wh・333Wh・500Whと表記の違う3つの実在商品の商品名の表記とあわせて確認します。
PR / 広告を含みます停電のとき、Wi-Fiルーターとノートパソコンをポータブル電源でどれくらい動かせるのかは、容量(Wh)と動かす機器の消費電力(W)が分かれば計算できます。この記事では、その計算の手順と、仮の数値で出した使用時間の目安を、楽天市場で販売されている100Wh・333Wh・500Whの3つの商品で確認します。
なお、この記事は商品を実際に使って確かめたものではなく、楽天市場の商品ページで公開されている商品名・価格・レビューの情報をもとに整理したものです。実際に何時間動くかは、機器の消費電力や電源の状態で変わるため、この記事の時間はすべて仮の数値による目安です。
結論: 使用時間は「Wh×変換効率÷合計W数」。ルーターだけなら長く、ノートPCを足すと一気に短くなる
ポータブル電源で機器を動かせる時間は、次の式でおおまかに出せます。
使用時間(時間) ≒ 容量(Wh) × 変換効率 ÷ 動かす機器の合計W数
変換効率とは、電源の中の電気を、コンセントと同じ形(AC)に変えて取り出すときに失われる分を引いた割合です。実際の数字は機種ごとに違い、商品名には書かれていないため、この記事では仮に0.8(8割)として計算します。
ルーターだけなら消費電力が小さいため長く動かせますが、ノートPCを足すと合計W数が数倍になり、使用時間は短くなります。つまり「容量が大きいほど安心」だけでなく、「何を同時に動かすか」で必要な容量が決まります。
計算の手順と、仮の数値で出す使用時間の目安
計算の順番は次の3つです。
- 動かす機器の消費電力(W)を足す: ルーターとノートPCを同時に使うなら、2つのW数を足します。
- 使える電気の量を出す: 容量(Wh)に変換効率を掛けます(この記事では0.8)。
- 割り算する: 使える電気の量を、合計W数で割ります。
次の表は、仮の数値で計算した使用時間の目安です。ルーターを10W、ノートPCを45Wとして、変換効率は0.8としています。いずれも実機の値ではなく、考え方を示す仮の数値です。
| 容量(商品名の表記) | 使える電気の量(×0.8) | ルーターだけ(仮10W) | ルーター+ノートPC(仮55W) |
|---|---|---|---|
| 100Wh | 80Wh | 約8時間 | 約1.5時間 |
| 333Wh | 約266Wh | 約26.6時間 | 約4.8時間 |
| 500Wh | 400Wh | 約40時間 | 約7.3時間 |
この表から、ルーターだけを夜間の数時間つなぎたいなら100Whでも足りる一方、日中にノートPCで仕事を続けたいなら、300Wh台以上が候補になることが分かります。ただし、ノートPCは作業内容によって消費電力が変わり、充電中は大きくなることがあります。自分の機器のW数で、上の式に置き換えて計算してください。
ポータブル電源とモバイルバッテリーの違いや選び方は、停電に備えるなら、モバイルバッテリーかポータブル電源かで整理しています。
停電中に動かす機器の消費電力を調べる方法と、ルーター以外に必要な機器
消費電力は、機器に付いているACアダプターのOUTPUTの表記(例: 12V・1Aなら、12×1=12W)や、本体のラベル、取扱説明書の仕様欄で調べられます。ノートPCの必要なW数の調べ方は、ノートPCの充電器のワット数が足りないとどうなる?でも整理しています。ここで見つかる数字は最大に近い値のことが多いため、普段の使い方ではもう少し小さくなることがあります。
もう1つ確認しておきたいのは、Wi-Fiルーターだけを動かしても、インターネットにつながるとは限らない点です。光回線の場合は、ルーターの手前にある回線の機器(ONU・ホームゲートウェイなど)にも電源が必要になることがあります。その機器の消費電力も合計に足し、契約しているサービスの機器の構成は、契約先の案内で確認してください。停電中はそもそも回線側の設備が止まることもあるため、この記事では「つながる」とは言い切りません。
3つの実在商品の比較
容量の違う3つの商品です。仕様の欄は商品名に書かれている表記です。商品名に書かれていない仕様(実際の変換効率、本体の重さ、充電にかかる時間など)は確認できていません。
PR表の商品名から、楽天市場の商品ページを開けます。
| 商品 | 容量の表記 | 商品名に書かれた主な仕様 |
|---|---|---|
| ライフパッション 100Whポータブル電源(AC100W・PD65W) | 100Wh | 27000mAh、AC100W、PD65W USB-C、DC45W、最大180W、4台同時充電、純正弦波、PSE認証済 |
| TENKOU 333Whポータブル電源 | 333Wh | AC/DC/USB(Type-A/Type-C)出力、LEDライト、PSE認証済(商品名に「333WH」と「300Wh」の2つの表記あり) |
| ジェイエスピー HANT 500Wh/300Wポータブル電源 | 500Wh | 300W、リチウムイオン電池、10出力、AC・DC充電、ソーラー(別売)、USB Power Delivery対応 |
価格とレビューの件数・平均は、各商品のカードに書いています。レビュー件数が少ない商品もあるため、平均の数字だけでなく件数も見て判断してください。送料や在庫は、商品ページで確認してください。
各商品が向く人・向かない人
ライフパッションの100Whは、ルーターを夜間の数時間つなぐ、スマホとノートPCを短時間つなぐ、といった使い方に向きます。商品名には「100Wh」「AC100W」「PD65W USB-C」「純正弦波」と書かれています。AC出力は100Wの表記のため、合計のW数が100Wを超える機器の組み合わせには使えません。ノートPCを1日中動かしたい人には向きません。
TENKOUの333Whは、ルーターとノートPCを合わせて数時間使いたい人の候補です。商品名には「333WH」と「300Wh」の2つの表記があるため、容量がどちらなのかは、購入前に商品ページの仕様欄で確認してください。AC出力のW数は商品名からは確認できませんでした。動かしたい機器の合計W数が出力を超えないかも、あわせて確認してください。
HANTの500Wh/300Wは、ルーターとノートPCに加えて、照明などもつなぎたい人に向きます。商品名には「500Wh/300W」「10出力」「USB Power Delivery対応」「ソーラー(別売)」と書かれています。容量が大きい分、価格も上がるため、動かす機器の合計W数から必要な容量を計算して、買いすぎを避けてください。
よくある質問
Wi-Fiルーターだけなら、ポータブル電源は何時間動きますか?
この記事の仮の数値(ルーター10W・変換効率0.8)では、100Whで約8時間、333Whで約26.6時間、500Whで約40時間という計算です。実際の消費電力と変換効率で変わるため、目安として考えてください。
ノートPCも動かすなら、どれくらいの容量が必要ですか?
動かしたい時間から逆算できます。たとえば合計55W(仮)で6時間使いたいなら、必要な使える電気の量は55×6=330Whで、変換効率0.8を見込むと330÷0.8≒413Wh以上が目安です。この計算では500Whクラスが候補になります。
モバイルバッテリーでもルーターは動かせますか?
ルーターの電源の形(ACアダプターか、USBで給電できるか)と必要なW数によります。この記事ではルーターの電源の形が分からないため、確認できていません。使う機器の仕様欄で、対応する給電方法を確認してください。
まとめ
停電中にWi-Fiルーターとノートパソコンを動かせる時間は、「容量(Wh)×変換効率÷合計W数」で計算できます。ルーターだけなら100Whでも数時間動かせますが、ノートPCを足すと使用時間は短くなり、300Wh台から500Whクラスが候補になります。選ぶときは、動かしたい機器の消費電力を足し、使いたい時間から必要な容量を逆算してください。実際に購入する際は、価格・在庫・仕様が変わっている可能性があるため、必ず商品ページで最新情報を確認してください。
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(本記事はPR・広告を含みます。販売ページなどで公開されている商品情報・仕様をもとに、比較・整理しています。実機での検証は行っていません。)
参考情報(確認日: 2026-10-03)
- 価格・レビュー件数・評価: 楽天市場API(2026-10-03取得)
- 商品名・販売店: 楽天市場の各商品ページ(ライフパッション 100Whポータブル電源(AC100W・PD65W)、TENKOU 333Whポータブル電源、ジェイエスピー HANT 500Wh/300Wポータブル電源)
- 使用時間の計算例(ルーター10W・ノートPC45W・変換効率0.8など): 仮の数値(実際の機器の値で置き換えてください)